こんにちは!
神奈川県伊勢原市伊勢原にある、ゆめの森歯科いせはらです。
「親知らずを抜いたけど、こんなに痛いなんて…」
「親知らずを抜いたあとの痛みっていつまで続くの?」
そんなふうに親知らずの抜歯に関して、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
じつは、親知らずの抜歯後の痛みには個人差があり、親知らずの生え方や抜歯の難易度などによっても、その感じ方はさまざま。ですが、想像以上に痛みが続くと「これって普通なの?」「何かトラブルが起きてるのかも…」と心配になることもありますよね。
そこで今回は、親知らずの抜歯後に痛みが続く期間の目安や、痛みが長引くときに考えられる原因、抜歯後に気をつけるべきポイントなどを詳しく解説します。
「親知らずを抜く予定だけど、抜歯後がちょっと不安…」という方や、「今まさに痛みでつらい…このままで大丈夫?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
もくじ
親知らず抜歯後の痛みはいつまで続く?

親知らずを抜いたあと、「どのくらい痛むんだろう?」「いつまで続くのかな…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?
じつは、親知らずの抜歯後の痛みには、個人差があります。
なぜなら、親知らずの生え方(まっすぐ生えているか、横向きや埋まっているか)や、抜歯の難易度、免疫力や体調、抜歯後の過ごし方など、さまざまな要因が関係しているからです。
一般的には、抜歯から2〜3日目が痛みのピークで、1週間ほどで徐々に落ち着いてくることが多いです。なかには、1週間以上痛みが続く方もいますが、多くの場合、時間の経過とともに少しずつやわらいでいきます。
また、「親知らずを抜くときの痛みが心配…」という方もいらっしゃいますが、治療中は麻酔をしっかり効かせてから行いますので、強い痛みを感じることはほとんどありません。とくに当院では、リラックスして治療を受けていただけるように、静脈麻酔や笑気麻酔などの方法も取り入れ、不安や緊張、痛みにしっかり配慮しています。ウトウトと眠っているような感覚で治療が終わる方も多くいらっしゃいます。
ですが、抜歯後に麻酔が切れると、少なからず痛みが出ることがあります。その場合は、処方された痛み止めを服用することで、痛みをしっかりコントロールできますので、我慢せず服用してください。
痛みの感じ方も回復のスピードも人それぞれです。大切なのは無理をせず、医師の指示にしたがって、無理のないようにお過ごしになることです。
痛みが長引くときは要注意!抜歯後に痛みが続く原因

「もう1週間たったのに、まだ痛い…」「むしろ痛みが強くなってる気がする…」このような場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があります。
ここでは、親知らず抜歯後に痛みが長引く主な原因についてお話していきます。
ドライソケットになっている可能性がある
親知らずを抜いたあとは、傷口を守るために「血餅(けっぺい)」という血のかたまりができ、それがかさぶたのような役割を果たします。しかし、この血餅がうまく形成されなかったり、途中で取れてしまったりすると、傷口の奥にある骨がむき出しの状態になってしまうことがあります。これが「ドライソケット」と呼ばれる状態です。
ドライソケットになると、通常は落ち着いてくるはずの3〜5日目あたりから、再びズキズキとした強い痛みが出てくるのが特徴です。鋭い痛みが続くことも多く、痛み止めが効きにくい場合もあります。
そのまま放置してしまうと、痛みが長引くだけでなく、日常生活に支障をきたすほど強くなる場合も…。
さらに、骨が壊死してしまうような重症化リスクもあるため、「おかしいな」と感じたら早めに歯科医院を受診し、必要な処置を受けることが大切です。
細菌感染による炎症
親知らずの抜歯後は、どうしても傷口ができるため、そこから細菌が入り込んで炎症を起こす「術後感染」が起こることがあります。痛みや腫れが強くなったり、膿が出たりなど、症状が悪化する場合もあり、進行すると発熱や倦怠感など全身に影響が出ることもあります。
親知らず周辺はもともと汚れがたまりやすく、感染リスクが高い部位。抜歯後のケア不足や、免疫力の低下によって、術後感染を起こしやすくなるケースがあります。
症状を予防するには、術後は処方された抗生剤をしっかり服用することが大切です。痛みや腫れが長引いたり悪化したりしていると感じたら、無理せず早めに歯科医院を受診しましょう。
難しい抜歯だったケース
親知らずの生え方や位置によっては、抜歯自体がとても難しいケースがあります。たとえば、親知らずが横向きに埋まっていたり、骨の中に深く入り込んでいたり、神経のすぐ近くにあったりする場合です。
このようなときは、歯を分割したり、骨を削ったりする処置が必要になるため、術後の痛みや腫れが強く出やすく、回復にも時間がかかる傾向があります。
抜歯当日は落ち着いていたとしても、数日後に痛みが出てくることもあり、場合によっては1〜2週間以上、違和感が続くこともあります。
「このまま様子を見て大丈夫かな?」と不安を感じたときは、無理をせずにできるだけ早めに歯科を再受診することをおすすめします。
親知らず抜歯後に気をつけること

親知らずを抜いたあとは、注意しておきたいことがいくつかあります。ちょっとした行動の違いが、治りを早めるか、逆に痛みやトラブルを引き起こすかを左右することもあるからです。
たとえば、抜歯後についやってしまいがちなのが、頻繁なうがいや、舌で傷口を触ってしまうこと。また、喫煙や飲酒といった習慣も、血流を悪くしたり、炎症を悪化させる原因になるため注意が必要です。
さらに、体がしっかり回復するためには、日々の生活習慣も大切。栄養バランスの整った食事や、しっかりとした睡眠をとることで、免疫力や自然治癒力が高まり、スムーズな回復につながります。食事は、傷口に負担をかけにくいやわらかいもの(たとえばおかゆやスープ、豆腐など)を選ぶと安心です。
抜歯後のトラブルを防ぎ、できるだけ快適に過ごすためにも、正しいケアと知識を身につけておくことが大切です。
また、抜歯後に気をつけることついては、下記の記事でも詳しくご紹介しています。気になる方はぜひあわせてご覧ください。
まとめ

親知らずの抜歯後は、とくに2〜3日目は痛みのピークになりやすく、その後は痛みが落ち着いてくることが多いです。
ですが、もし1週間以上たっても強い痛みが残っていたり、痛みがどんどん悪化しているような場合には、注意が必要です。これは、ドライソケットや術後感染といったトラブルの可能性もあるため、我慢せずに早めに歯科医院へご相談ください。
ゆめの森歯科では、親知らずの抜歯だけでなく、抜歯後の経過や痛みに対するフォローも丁寧に行っています。また、専用のオペ室も完備しているため、清潔で安全な環境で処置を受けていただけるのも安心できるポイントです。
「歯医者が苦手…」「抜歯が怖い…」という方には、笑気麻酔や静脈内鎮静法にも対応しており、リラックスして治療を受けられるようサポートしています。
親知らずの抜歯に関して、不安や痛みがあればお一人で抱え込まず、ゆめの森歯科と一緒に解決していきましょう!すべての患者様に安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同、丁寧に寄り添います。
