歯とカラダのコラム

COLUMN

顎関節症の人がやってはいけないこと|日常に潜むNG習慣とは?

こんにちは!

神奈川県伊勢原市伊勢原にある、ゆめの森歯科いせはらです。

「口を開けるとカクッと音がしたり、顎が痛む…もしかしてこれって顎関節症?」
そんなふうに不安を感じながらも、「何に気をつけたらいいの?」「このままにしていて大丈夫かな?」と悩んでいませんか?

じつは、普段のちょっとした癖や何気ない行動が、知らず知らずのうちに顎に負担をかけてしまっていることもあるんです

そこで今回は、顎関節症の方が気をつけたいやってはいけないことについてご紹介していきます

あなたの顎の不調が少しでも楽になるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね!

顎関節症でやってはいけないNG行動はある?

顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に痛みや違和感が生じる疾患で、「口が大きく開かない」「顎がカクカク鳴る」「顎が痛い」などの症状が特徴です。原因はさまざまですが、日常の何気ない癖や習慣が症状を悪化させているケースも少なくありません。

顎関節症は、放っておくと痛みが慢性化したり、口が開かなくなったりと、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。だからこそ、知らずにやってしまいがちなNG行動を知って、少しずつ生活の中で気をつけていくことがとても大切です。

ここでは、顎関節症の悪化を防ぐために避けたい行動について、ご紹介していきます。

お口を大きく開けすぎないように注意!

急に大きく口を開ける動きは、顎の関節に大きな負担をかけてしまいます

顎関節症で口を開けにくかったり、口を開けると痛みや違和感があるときに、無理して大きく口を開けてしまうと、症状が悪化する可能性があります。

笑うときは口を控えめに開けるよう意識したり、あくびが出そうなときは手で顎を支えてゆっくり開けるなど、動きをコントロールすることが大切です。

また、接客業や講師など、長時間話すことが多い職種の方も要注意。お仕事中は仕方ない場面もありますが、休日にはできるだけ顎を休ませて、負担を減らしてあげましょう。

硬い食べ物は控える

フランスパンやナッツ、スルメなどの硬い食べ物は、噛むときに強い力が必要なため、その負担が直接顎の関節や噛む筋肉にかかってしまいます。これが続くと、筋肉が疲れやすくなり、顎に痛みや違和感が出やすくなります。

顎関節症の症状がある方は、無理して硬いものを食べるのは避けましょう。食材はやわらかく調理したり、小さめに切って、少しでも顎への負担を減らす工夫をすることが大切です。

うつ伏せ寝は顎に負担がかかりやすい

うつ伏せの姿勢で寝ると、頭の重さが長時間にわたって顎にかかってしまい、知らず知らずのうちに顎関節に負担をかけてしまいます

顎の不調を防ぐためには、できるだけ仰向けで寝るよう意識するのがおすすめです。寝る姿勢を少し見直すだけでも、顎への負担をぐっと減らせますよ。

頬杖の癖は、気づかないうちに顎に負担をかけることも…

頬杖をつくと顔の片側にだけ力がかかり、顎関節に偏った圧力が加わってしまいます。その結果、顎に余計な負担がかかってしまいます。

デスクワーク中やスマホを見ているときなど、つい無意識に頬杖をついてしまう方も多いですが、この癖は顎関節症を悪化させる原因になりやすいので注意が必要です。

片側だけで噛む癖にも要注意!

食事のとき、いつも同じ側ばかりで噛んでいませんか?

この片側噛みの癖があると、使っているほうの顎や筋肉にばかり負担がかかってしまい、左右のバランスが崩れる原因に。結果として、顎の痛みやかみ合わせの違和感につながることがあります

まずは、自分がどちらの側で噛むことが多いのかを意識してみましょう。むし歯や詰め物の不具合があって片側しか使えない場合は、早めに歯科で診てもらうことも大切です。

顎に負担をかけるスマホ首や前かがみに注意

スマホを見るときに下を向いたまま長時間過ごす「スマホ首」や、前かがみの姿勢は、頭の重さが顎に伝わりやすくなります。その結果、顎関節やまわりの筋肉が常に緊張し、こわばって痛みの原因になることも…。

スマホはできるだけ顔の高さで使い、パソコン作業中は椅子にしっかり深く腰かけて背筋を伸ばすなど、少し姿勢を意識するだけで、顎への負担をぐっと軽減できます。

長時間ガムを噛む

リフレッシュや集中力アップのためにガムを噛む方も多いですが、ガムを噛み続けることで、噛む筋肉(咀嚼筋)が疲れてしまい、顎関節にも負担がかかってしまいます

顎関節症のある方は、痛みが悪化する可能性もあるため、長時間噛み続けるのはNGです。

医師の指示によらない顎のストレッチをする

自己判断で顎をグイグイ動かしたり、インターネットで見つけたマッサージを試していませんか?

顎関節症の状態は人によって異なるため、自己流でストレッチを行うと、かえって炎症を悪化させたり、顎が開かなくなるなどのトラブルにつながることがあります

顎を動かす運動やストレッチをする場合は、必ず歯科や口腔外科の医師の指導のもとで行いましょう。

まとめ

まとめ

顎関節症は、日常のちょっとした癖や習慣が原因で、症状が悪化してしまうこともあります。「無意識にやっていた…」という行動を一つひとつ見直すだけでも、顎への負担を減らすことができますよ

とはいえ、「これって大丈夫?」「何を気をつければいいの?」と不安になることもあると思います。
そんなときは、早めに歯科医院で相談してみるのがおすすめです。

ゆめの森歯科では、顎関節の症状やお悩みを丁寧にお聞きしながら、一人ひとりに合ったアドバイスや治療法などをご提案しています

少しでも顎の痛みや、違和感が気になるかも…と感じたら、どうぞお気軽に当院へご相談ください!