睡眠時の苦しさと日中のだるさが続く睡眠時無呼吸症候群。原因が見極めにくい分対応が遅れやすく、放置すると大変なトラブルにつながるケースも少なくありません。
症状を解決するには、スリープスプリントが役立ちます。当院では歯科治療の観点からの改善策をご用意していますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
睡眠中に症状が目立つ睡眠時無呼吸症候群に対し、歯科治療の観点から改善策をご提案します。治療を受けていただくことで、睡眠中の不快症状が軽減されると同時に、日中の体調不良やストレスの緩和にも役立てることができます。
睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り睡眠中に呼吸ができない、いわゆる「無呼吸」の状態になることです。無呼吸の状態が1時間に5回以上か7時間以内の睡眠中に30回以上起こる場合、睡眠中無呼吸症候群にかかっている可能性が高いです。
呼吸が止まる状態が続くことによって身体へのダメージが蓄積され、日中に眠くなったり疲れが取れなかったりなど、思わぬ健康被害が引き起こされるリスクが高くなります。
睡眠時無呼吸症候群によって、高血圧や心疾患をはじめとする病気になったり交通事故を起こしたりするリスクも生まれます。「あまり辛くないから」と軽視せず、適切な治療を受けて改善していくことが大切です。
睡眠時無呼吸症候群は主に睡眠時にあらわれる症状であるため、かかっている当人が状態に気づきにくいという特徴があります。「睡眠時に少し苦しい、違和感を覚える」「日中、何だか疲れやすくて、集中力や判断力が鈍る」と思うことはあっても、原因がどこにあるのかわからない患者さまも多いです。
そのようなときは、ご家族の方が気づいてあげることが必要です。特に睡眠中にいびきが大きかったり呼吸が乱れていたりすると、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いため、なるべく早くに医療機関を受診し、適切な治療と対応を受けるようにすすめてあげましょう。
「睡眠時に少し苦しく感じる」「最近、何だか疲れ気味になっている」と気づいても、それが睡眠時無呼吸症候群のサインであることはわかりにくいものです。そのような際には、起床時に不調や違和感がないかを確かめてみてください。
「起きると口が乾いている」「ズキズキと頭が痛む」「どんなに眠っても眠り足りない感じがする」などのお悩みに心当たりがある場合、睡眠中の呼吸に問題が起こっていると考えられます。
良質な睡眠は、私たちが健康的かつ充実したライフスタイルを送るために必要不可欠なポイントです。
睡眠に問題や障害が生じると、想像する以上に深刻なメリットが増えていきます。不調やストレスをこれ以上大きくしないためにも、睡眠時無呼吸症候群の症状に心当たりがある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
ゆめの森歯科では睡眠時無呼吸症候群に対し、歯科治療の観点からの解決策をご用意しています。歯科医師と技工士とで強く連携し、
患者さま一人ひとりが睡眠の質と健康状態、日中の活動をより良くできるように努めます。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に専用のマウスガードを装着していただくことでの緩和が可能です。症状の原因となる舌の沈み込みが解決され、呼吸がしやすくなり、過剰ないびきや呼吸困難に苦しむことなく眠れるようになります。
装着時、最初は少し違和感を覚えることがありますが、数日で慣れていきます。慣れたころには睡眠の質が変わっていることに気づいていただけるでしょう。
スリープスプリントを作製する際には、歯科技工士との協力体制が必要です。スリーププリントは通常であればクリニックから歯科技工所に依頼して作製されます。
しかし当院では歯科技工所が院内に在籍しているため、歯科医師と技工士が患者さまの現在のお口の状態を相談しながらスリーププリントを作製していきます。患者おひとりおひとりによりフィットしたスリーププリントの作製が可能です。
また、歯科技工士の専門性も高く、患者さま一人ひとりに満足していただけるスリープスプリントの作製に力を入れています。
※スリープスプリントによる睡眠時無呼吸症候群治療は、必ずしも全ての症例に効果的な治療方法というわけではありません。中等症までの閉塞性睡眠時無呼吸タイプに対しては比較的効果が見られやすいと言われていますが、重症の方の場合には医療機関での適切な治療をご相談ください。
当院の睡眠時無呼吸症候群治療の流れは、以下のようになります。
まずはご来院ください。ご予約の際に症状や状態についてお伝えください。
口腔環境の状態を確認し、スリープスプリントの型取りをおこないます。
完成したスリープスプリントをお渡しし、装着していただきます。違和感や不快感が残る場合は、その都度調整します。