こんにちは!
神奈川県伊勢原市伊勢原にある、ゆめの森歯科いせはらです。
「定期的に検診を受けたいけど、どんなことをするの?」「どのくらいの頻度で行けばいいの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯科検診は、むし歯や歯周病の早期発見・予防につながり、将来的に自分の歯を長く保つためにとても大切なものです。
そこで今回は、歯科検診で行う内容やおすすめの通院頻度、そして「歯科検診」と「歯科健診」の違いなどについてお話していきます。
これから定期的に検診を受けたい方や、お口の健康をしっかり守りたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
もくじ
歯科検診とは

歯科検診とは、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを早期に見つけるために、歯科医院でお口の状態をチェックをしてもらうものです。
歯科医師が歯や歯茎に異常がないかを確認し、必要に応じてレントゲンなどの検査も行っていきます。自分では気づきにくいむし歯や、歯茎の炎症、歯周ポケット(歯と歯茎のすき間)の深さなども細かく調べてもらえるので、お口のトラブルの早期発見につながります。
痛みなどの症状が出る前にトラブルを見つけることで、治療も最小限で済み、健康な歯を長く保ちやすくなります。
「痛くないから歯医者には行かなくていい」と思っている方もいるかもしれませんが、何もないときこそ、プロの目でしっかりチェックしてもらうことが大切です。将来のお口の健康を守るためにも、定期的な歯科検診をおすすめします。
歯科健診との違いは?

「歯科検診」とよく似た言葉に「歯科健診」がありますが、この二つは目的や実施される場所、内容が少し異なります。
歯科検診は、主に歯科医院で行われるもので、むし歯や歯周病などの早期発見・治療を目的としています。歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使ってお口の中に異常がないか詳しく調べ、必要に応じて治療や予防の提案を行います。
一方、歯科健診は、国や自治体、学校などが実施する公的な検査のことを指します。たとえば、1歳6ヶ月健診や3歳児健診、学校での定期健診、また40歳や50歳などの特定年齢で行われる健康診査の一環として行われます。主に歯やお口の健康状態を簡単にチェックし、むし歯や歯周病のリスクの有無を把握するためのものです。
どちらもお口の健康を守るために大切な役割を持っていますので、目的に応じて上手に活用することが大切です。
歯科検診・定期検診で行う内容

歯科検診や定期検診では、むし歯や歯周病などのお口のトラブルを早期に発見し、必要に応じて適切な処置や指導などを行います。ご自身では気づきにくい異常も、専門的な視点や機器を使ってしっかりチェックすることで、重症化を防ぐことができます。
では、具体的にどんなことをするのでしょうか?ここでは、歯科検診で行う主な内容をご紹介します。
むし歯・歯周病のチェック
まずは歯科医師が、お口全体を丁寧にチェックします。
目で見るだけでなく、必要に応じてレントゲンや口腔内スキャナーなどの機器を使って、歯と歯の間や詰め物の下など、普段は見えにくい部分までしっかり確認していきます。
むし歯は、初期の段階では痛みがないことが多く、見た目にもわかりにくいため、自分では気づけないことがほとんどです。そのため、定期的な検診でのチェックがとても大切です。
また、歯周病の検査では、歯茎が腫れていないか、出血がないか、歯周ポケットの深さや歯のぐらつきなどを調べます。歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶けてしまい、最悪の場合、歯を失うこともあるため注意が必要です。
むし歯も歯周病も、初期にはほとんど自覚症状がないため、定期的な歯科検診が予防の鍵になります。
歯垢・歯石を取る
毎日しっかり歯を磨いていても、どうしても落としきれない汚れがあります。毎日の歯磨きで落としきれない歯垢や、硬くなってしまった歯石をそのまま放置してしまうと、むし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。
歯垢は細菌のかたまりで、食後しばらくすると歯の表面に付着しはじめます。歯垢をきちんと落とさないと、唾液中の成分と結びついて硬くなり、歯石に変わってしまいます。こうなると、もう歯磨きでは取れません。
歯科検診では、歯科衛生士が専用の器具を使って、歯にこびりついた歯垢・歯石を丁寧に取りのぞきます。歯茎の炎症の原因を取り除くことで、歯周病の進行を防ぐことができます。
さらに、仕上げに歯の表面をツルツルに磨く「ポリッシング」も一緒に行うことで、汚れの再付着も防げて、お口の中を清潔に保てます。
歯垢・歯石の定期的なクリーニングは、お口の健康を守るためにとても大切なメンテナンスです。歯磨きでは届きにくい部分もプロの手で定期的にリセットしてもらい、お口の健康を守りましょう。
磨き残しのチェック・歯磨き指導
毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、じつは磨き残しがあることも多いです。とくに、歯と歯茎の境目や歯並びがデコボコしているところ、奥歯の裏側などは、歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすいです。
歯科検診では、染め出し液を使って磨き残しのチェックをしたり、歯科衛生士がお口の中をしっかり確認し、どこに汚れがたまりやすいのかを見ていきます。その結果をもとに、一人ひとりのお口の状態や歯並び、歯磨きの癖に合わせて、正しいブラッシング方法を丁寧にお伝えします。
たとえば、歯ブラシの持ち方や角度、動かし方のコツや力加減に加え、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具の使い方までアドバイスいたします。
毎日のセルフケアの質がアップすれば、むし歯や歯周病の予防効果もグンと高まります。ぜひ定期検診で、自分にぴったりのケア方法を身につけて、お口の健康をキープしましょう!
お口の中の粘膜の病気チェック
歯科検診では、歯や歯茎だけでなく、舌や頬の内側、唇やお口の奥など、口の中の粘膜までしっかり確認します。
粘膜にできる異常には、口内炎やできもの、ただれや変色などさまざまです。こうした症状の中には、体調不良やストレスによる一時的な炎症のほか、稀に口腔がんなど重大な病気の初期サインであることもあります。
とくに、なかなか治らない口内炎や、繰り返し同じ場所にできるできものがある場合は要注意です。自分では気づきにくい粘膜の変化を、定期的なチェックで早めに見つけることができれば、重症化を防ぐことにもつながります。
歯に関する相談
歯科検診では、普段から気になっているお口の悩みを気軽に相談することができます。
たとえば「顎が痛む」「口を開けにくい」「しっかり噛めない」「食事中にむせてしまう」「歯ぎしりがひどい」など、ちょっとした違和感の場合でも、気になることを直接専門家に相談できます。
一見些細に思える違和感でも、こうした症状は顎関節症やかみ合わせ、摂食・嚥下機能の低下などが関係していることもあります。
また、矯正治療やホワイトニング、入れ歯、口臭、子どもの仕上げ磨きの方法、介護が必要な方のお口のケアなど、むし歯や歯周病以外の幅広いお悩みにも対応しています。
「こんなこと聞いても大丈夫かな?」と迷ってしまうようなことでも、まずはお気軽にお話しください!あなたのお口の健康を守るために、歯科医師・歯科衛生士がしっかりとサポートします。
歯科検診の頻度は?何ヶ月に一回行けばいい?

歯科検診は、一般的には3〜6ヶ月に一度のペースで受けるのが理想とされています。ただし、実際には、お口の状態やむし歯・歯周病のなりやすさによって異なります。
たとえば、むし歯や歯周病のリスクが高い方は、1〜3ヶ月に一度のこまめな検診が勧められます。一方で、お口の状態が安定していて、とくに問題がない方であれば、半年に一度程度の検診でも十分なこともあります。
検診のベストな頻度は人それぞれ異なるため、ご自身やお子さんのお口の状態に合わせて、歯科医師と相談しながら決めていきましょう!
まとめ

定期的に検診を受けることで、痛みが出る前に対処できるだけでなく、将来的な治療の負担もぐっと軽くなります。自分の歯で食べたり話したりできる喜びを、できるだけ長く保つためにも、検診は欠かせません。
ゆめの森歯科では、小さなお子様からご年配の方まで、それぞれのお口の状態に合わせた定期検診をご提案しています。
基本の検査に加えて、歯茎のマッサージやフッ素塗布、エアフローによる着色汚れの除去など、オプションもご用意していますので、ご希望に応じてカスタマイズすることが可能です。
「これって相談していいのかな?」ということでも、気になることがあればいつでもご相談ください。あなたのお口の健康を、スタッフ一同しっかりサポートいたします。
