こんにちは!
神奈川県伊勢原市伊勢原にある、ゆめの森歯科いせはらです。
「口を開けるとカクッと音がする」「顎が痛くて食事がつらい」「なんとなく違和感があるけど、放っておいて大丈夫?」このような悩みを抱えていませんか?
それは、もしかすると顎関節症かもしれません。顎関節症は、顎の関節や筋肉に負担がかかることで起こる症状で、放置すると痛みが悪化したり、口が開けづらくなったりすることも…。
さらに、頭痛や肩こり、耳の違和感など、思わぬ不調につながることもあります。
そこで今回は、顎関節症の原因や症状、治療法についてお話ししていきます。顎の不調が気になる方は、ぜひチェックしてみてください!
顎関節症とは

顎関節症とは、顎の関節や噛むときに使う筋肉(咀嚼筋群)に痛みや違和感が生じ、口の開閉などにも支障をきたす疾患です。
顎関節症の症状は単独で現れることもあれば、複数が重なって現れることもあります。
症状が悪化すると、食事や会話が困難になるだけではなく、頭痛や耳鳴りなど全身の不調を引き起こすこともあるため、違和感を覚えたら放置せず、早めに相談することをおすすめします。
顎関節症の主な症状って?

顎関節症の主な症状は、以下の通りです。
・開口障害:口が開きにくい(開かない) ・顎関節痛、咀嚼筋痛:口を開けるときに痛みがある ・顎関節雑音:口の開閉時に顎から音がする |
たとえば、口を開けたときに指が縦に3本分入らない、顎を動かすと「カクカク」「ゴリゴリ」と音がする、食事中に噛むときや顎を動かすと痛みや違和感を感じるといった症状が見られます。
これらの症状は単独で現れることもあれば、複数が重なって出ることもあり、顎関節症が原因と気づかずに放置してしまうケースも少なくありません。
また、顎関節症の影響は顎周辺にとどまらず、顎関節症が原因となって下記のようなさまざまな副症状が現れることもあります。
・頭痛 ・肩こり ・耳鳴り、めまい ・目の疲れ ・飲み込みにくさ、手足のしびれ ・舌や歯の痛み など |
顎関節症の原因について

顎関節症といわれると、「かみ合わせの悪さが原因」と思われている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、かみ合わせも関係しますが、実際には原因を一つに特定するのは難しいです。顎関節症の症状は複数の要因が絡み合い、個々の耐久力を超えたときに発症することが多いとされています。
たとえば、ストレスや緊張が続くと無意識に顎の筋肉がこわばり、負担がかかってしまいます。また、かみ合わせのズレがあると特定の部分に力が集中し、顎関節に負担を与えることも。さらに、歯ぎしりや食いしばりがあると、日常的に顎へ大きな負担をかけてしまいます。
そのほか、生まれつき関節が弱い場合や、過去に顎を強くぶつけた経験がある場合も、顎関節症のリスクが高まります。
また、下記のような日常的な癖や習慣も、顎関節症の要因のひとつになることがあります。
・頬杖、爪を噛む ・片側ばかりで噛む癖} ・うつぶせ寝 ・食いしばりや顎のケガをしやすいスポーツ ・長時間同じ姿勢が続くデスクワーク など |
このように、顎関節症にはさまざまな要因があると考えられています。
さらに、顎関節症の原因はまだ完全には解明されておらず、一人ひとりの生活習慣や体質によって異なります。そのため、小さな違和感でも放置せず、気になることがあれば早めに当院までご相談ください!
顎関節症は何科で診てもらえる?

顎関節症は頭痛や肩こり、耳の違和感などを伴うことがあり、「どの病院に行けばいいの?」と悩む方も多いですよね。
基本的に診てもらうのは「歯科医院」または「口腔外科」です。
顎関節症は、顎の関節や周囲の組織が原因で起こることが多いため、歯科医師による診断が必要になるためです。
ただし、すべての歯科医院が対応しているわけではないため、事前にホームページなどで確認すると安心です。より専門的な診療を希望する場合は、口腔外科のある総合病院を選ぶのもよいでしょう。
また、「まだ病院に行くほどではないかも…」と迷うこともあるかもしれませんが、痛みが続く、口が開けづらい、食事や会話に支障を感じるといった症状があれば、早めの受診をおすすめします。
顎関節症の治療法とは

顎関節症の治療では多くの場合、マウスピース(スプリント)療法が用いられます。
これは、歯に装着するプラスチック製の装置を使用した治療法のことで、とくに夜間の無意識な食いしばりや歯ぎしりによる顎への負担を軽減する役割があります。
また、痛みが強い場合には鎮痛薬の処方をしたり、顎周りの筋肉をほぐすマッサージや開口訓練などを行ったりすることもあります。さらに、顎関節症の原因と考えられる生活習慣や癖の改善も、治療の一環として重要です。
しかしながら、スプリント治療でも改善が見られず、症状が重い場合には関節鏡手術などの外科的治療が検討されることもあります。ただし、手術が必要になるケースは少なく、多くの方は日常生活の見直しや歯科医院での治療で症状が改善します。
まとめ

顎関節症は、顎の関節や筋肉に負担がかかることで痛みや口の開けづらさ、カクカクした音がするなどの症状が現れます。これらの症状が進行すると、頭痛や肩こり、耳の違和感なども引き起こすことがあります。そのため、早めに対策を取ることが大切です。
治療方法としては、マウスピース(スプリント)療法や、日常生活の見直しが基本となります。痛みが強い場合は、外科的治療が必要になることもありますがごく稀で、多くの方は日常の工夫や歯科医院での治療で改善できます。
「これって顎関節症かも?」と思ったら、まずは当院にご相談ください!
ちょっとした違和感でも早期に診てもらうことで、症状が悪化する前に改善できることがあります。当院では、あなたの状態に合った治療方法を丁寧にご提案しますので、ぜひお気軽にご予約ください。