皆さんは虫歯になったことはありますか?
一生懸命毎日歯磨きをしていても、正しく磨けていなかったり、もともと歯の質が弱かったりすると、虫歯になってしまうことがあります😖💦💦
虫歯になると、虫歯の部分を削って、そこに元の歯のような形にするために“詰め物や被せ物”を入れて治療完了✨となります。「よかった!これで元通り😊♪」と…安心するのはまだ早いかも💦せっかくきれいに治療しても、同じところがまた虫歯になってしまうことがあるのです😱⚡
今回は「歯医者さんで虫歯の治療したことがあるよ」という方に、ぜひ聞いていただきたいお話です!
そもそも虫歯ってどうしてなるの?
“そもそも、虫歯ってどうしてなるのだろう?”と気になったことはありませんか?
ほとんどの人のお口の中には、虫歯の原因となる虫歯菌(ミュータンス菌)が生息しています。約1マイクロメートルのとても小さな菌で、赤ちゃんの時に大人が使ったスプーンで食べたり、口移しで食べたりすると感染してしまうといわれています👶🥄
この虫歯菌は食べ物に含まれる糖分をエサに増殖するので、甘いものが好きな方は特に要注意!🍩🍨
歯の表面についた歯垢と呼ばれる細菌のかたまりに虫歯菌がすみついて、歯を溶かしてしまう酸を出し、その酸が歯の表面のエナメル質に穴をあけることで虫歯は進行していってしまうのです🦷⛏️💦
(虫歯予防にはフッ素を取り入れることがおすすめなのですが、このお話はまたの機会に😊!)
そんな虫歯治療に使われるのが“詰め物や被せ物”です。
削った虫歯の部分が、元の歯のような形になるよう人工物で補います🦷✨
見た目の美しさはもちろん、食べ物をしっかり噛んだり、歯並びを保ったり、発声をしやすくしたりといったお口の機能面においても大切な役割を果たしてくれるんですよ😊
このような人工歯は最近の歯科技術で誕生したと思いがちですが、なんと紀元前2,000年~1,000年のエトルリア人のお墓から入れ歯が発見されていて、日本でも奈良時代から入れ歯があったと言われています(※)😮✨そんなに昔からあるとは驚きですね☆
年数が経つと詰め物・被せ物が合わなくなる!?
一度虫歯を治療したら「もう安心♪」と思ってしまいますが、実はその後のメンテナンスがとても大事なのはご存じでしたか?
詰め物や被せ物をしてから年月が経つと、入れた物がどうしても劣化してきてしまいます😵💦歯・歯茎と詰め物・被せ物の間に隙間ができて合わなくなってしまい、口腔内に悪影響を及ぼしてしまうのです💦
このように合わなくなってしまった詰め物・被せ物のことを【不良補綴物】と呼びます。
不良補綴物によって、具体的にどんな悪影響が出てしまうのでしょうか?🤔
まとめたのがこちらです!
■お口の中の細菌が増える
■虫歯の原因になる
■歯周病の原因になる
■反対側の歯が伸びる
では、症状をひとつひとつ見ていきましょう。
まず歯・歯茎と詰め物・被せ物の間に隙間ができることで、歯が磨きづらくなり“お口の中の細菌が増加してしまいます”😈😈😈
特に歯と歯茎の溝である歯周ポケットと呼ばれる部分に歯ブラシの毛先が届きにくくなり、歯周ポケット内に細菌のかたまりである“歯垢や歯石”が付着して細菌を増やしてしまうのです…!😫💦
前述の[そもそも虫歯ってどうしてなるの?]の通り、虫歯菌は歯垢にすみつくので、“また同じところが虫歯になってしまう可能性が高まります(2次虫歯)”🦷⛏️💦
そしてさらに、歯と歯茎の溝である歯周ポケットが磨きづらくなることで歯肉(歯のまわりの歯茎)への細菌感染が進み、“歯肉が炎症を起こして出血や腫れの原因”につながります。これが進行してしまうと、“歯肉や歯を支える骨を溶かし破壊する病気である歯周病の原因”になってしまうのです😨💦💦
また、長い期間同じ詰め物や被せ物をしていると、噛み合わせの面が削れてしまい、正常な嚙み合わせができなくなることもあります。そうするとこれを補おうとして、なんと“嚙み合わせで対になる歯が伸びてきてしまう”ことがあるのです…!
詰め物や被せ物が合わないという不具合が、こんなに様々な悪影響を引き起こしてしまうのですね😟💥
定期検診で歯の状態をチェックしよう☆
あとから「しまった!あの時ちゃんとわかっていたら…」となる前に、症状や不具合がないうちから、歯医者さんでお口の中を定期的にチェックすることが大切です!
きちんと定期検診をしていると、年齢を重ねた時にご自身の歯が残りやすくなるというデータがあります😝🦷✨
ゆめの森歯科グループでは3か月に1回の定期検診を推奨しています。
お口が健康だと、素敵な笑顔で過ごせるので毎日が楽しくなります♡将来問題が起きる前に、お口の中をチェックしにいらしてくださいね♪
[参考ホームページ]
- 公益社団法人 日本補綴歯科学会 https://hotetsu.com/p2.html